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榎田尤利「The Metamorphosis」


ドラマCD「きみがいなけりゃ息もできない」b-boyショッピング特典書き下ろしノベルブックレット。このために送料300円を払ったのだが。安い安い。
内容は24頁の書き下ろし小説「The Metamorphosis」のみ。奥付もなにもなし。サイズは先日の既刊用の冊子よりも一回り小さいくらい。
以下ネタバレ。
ある朝目が覚めると、東海林は二木になっていた。二木の顔、二木の体になっていた。そして寝室から驚きの声があがったので見に行くと、自分の姿をした二木がいた。ふたりの体と心が見事に入れ替わってしまったのだ。

さすが小冊子、さすが番外編。ありえない状況に慌てる東海林に向かって二木が言った「小説家やマンガ家が、ネタに困るとよくやる手だな」というセリフをどこまで間に受けるのかは別として、確かによくあるネタではあるが、入れ替わる二人のキャラがきっちり立っていないと難しいネタでもある。この作品は二木のキャラが濃い上に、二人が違い過ぎる人間なのでバッチリだ。
そして、CDを聞いた後に読むと、非常に夢の膨らむ話でもある。東海林の姿から発せられる東海林の声で、二木が「ウン」だの「ひょええ…」だの言うのだ。二木の姿から発せられる二木の声で、東海林がシナプスが云々と難しいことを言うのだ。想像しただけでおかしい。単に文章だけでも充分面白いけれど、あの絵とあの声で考えるともっと面白い。

そしてこういう異例の事態になると、東海林のほうがまっとうで一般的な反応をして驚いてみせて、二木はあまり動揺しない。元々なにごとも気にしないたちだからあそこまで部屋を汚せるのだが、肝が据わっているのが鈍いのか、二木はなるようにしかならないことを受け入れてその場その場で楽しむことをする。それになんとなく流されて巻きこまれて、東海林もあまり深く考えることを止めて覚悟を決める。このバランスがとてもいい。

そしてルコちゃんは名言迷言連発。
「俺の弄るの好きだろ?」「俺のお尻は可愛いなあ」などなど。いくら会話したら東海林だからって、自分の姿にその気になるあたり、ルコちゃんは本当に大物だと思う。細かいことを気にしないのは長所かもしれないが、これだけ気にしないとなると凡人では判断がつかない。

奇妙な設定ならではのオチの読了感と、なんだかんだでラブラブでかわいい二人の日常がとてもいい。これCDになったら物凄く楽しいと思うんだけどな!
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posted by: mngn1012 | その他やおい・BL関連 | 22:43 | - | - |

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