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小西克幸・福山潤・遊佐浩二「きみがいなけりゃ息もできない」(原作:榎田尤利)


榎田尤利「きみがいなけりゃ息もできない」のドラマCD。

豪徳寺薫子というペンネームで漫画家活動をしているけれども極一部のマニアックな人気しかない二木は、そこそこ整った顔を台無しにする無頓着さと生活能力の低さで、ひとりでは掃除すらまともにできない。そんなかれをマネージャーだの母親だのと揶揄されるくらいに面倒を見ている、幼馴染みのデキる男東海林。そんな二人の生活は、代原で有名誌も掲載された作品から二木の人気に火がついたことで少しずつ変化してゆく。

キャストが出た時、しばらく福山・小西両氏のBLCD出演が途絶えていた頃だったことと(とは言えこれまでの本人たちのペース比なので、決してそんなに久々でもない)、あまりに適役すぎることに喜びすぎて思わず小さく叫んでしまった。そしてそれはいざ作品が手元に届いても変わらない印象だ。
とりあえずぴったり。脳内で流れていた声と同じで、初めて聞いた時から既視感を覚えるくらい、ぴったり。元々二人ともがよくやるタイプのキャラなんだろうけれど、舌っ足らずであんまりかしこくなさそうで、ひらがなで喋っているのがありありと分かるルコちゃんと、仕事ができて自立していて社会の仕組みを理解している東海林がここにいた!

ルコちゃんのポイントはいかにひらがなで東海林を呼ぶか、だと思う。東海林じゃなくてしょうじー。あとは中身がない相槌の「ウン」と、嬉しそうな「エヘヘ」が大切だ。これがもう、福山さん完璧。ぼさぼさ頭で東海林の前で暢気にへらへら笑ってる様子が見える。ばかなこかわいい。

人によって態度をころころ変える小悪党・鼎は遊佐さん。軽いトーンのお調子者で、悪い事をしたのだけれど、本物の悪人にはなりきれない、そういうヘタレっぷりが出ていた。コミックでは鼎が二木に迫っているようにも見えたが、原作では暴力を振るっているだけだったので、CDは後者の鼎だった。

そして東海林はとにかく格好良く。最近あらためて、わたしの好きなCDの攻がことごとく小西さんだと判明した。
おかんのように二木の世話を焼き、冷静なトーンで天花粉をはたいたりホットケーキを焼いてくれる東海林が、徐々に苛立ちを隠せなくなり、二木に感情をぶつけるようになる変化がいい。二木を思いすぎる余り、解放してやろうとする東海林の切ない吐露もたまらない。
しかし冒頭の東海林はいくらなんでも中1の声じゃない。


話自体はノベルスほぼ一冊がCD一枚にしてあるので、大分端所られている。良くも悪くもあっさりした印象を受ける。ただ、無理矢理一枚に収めたので最初っから最後まで全部巻きで録りました、というような類のCDではなかったので、完成度が低いわけでは決してない。
原作が好きな作品のCD化に関しては、基本的にはしつこいくらい丁寧に忠実に再現されたものが好きなので序盤は物足りない気持ちだったけれど、鼎の登場によって二人の関係が変化する中盤からはなかなか良かった。
二人の言い合いが白熱して、どんどん早口になればなるほど、二木は舌っ足らずになる。そのあたりの微妙な変化が凄い。泣きながら東海林に怒鳴るところも、必死いい。二木の可愛さはただの可愛さではなく、バカ可愛い・ダメ可愛い・無様可愛いと言った、否定的な形容詞付きで表される可愛さなのではないかと思う。そのだめっぷりがすごく出ていた。

ラスト、リフォームうんぬんはばっさりカット。二木が更に甘えるようになったという話ばそのままで、この甘えっぷりはダメ可愛くて良いのだが、色々と注文をつけてくる二木に対して「わかったわかった」「ハイは一回!」「ハイなんて言ってないだろうが…」と言うやり取りがとても好きだったので、最後の「ハイハイ」だけが使われたのはとても残念だ。この一連のやりとりのバカップルっぷりがいいのに!より一層ひとりで生きていけなくなったルコちゃんに対して東海林が鼻の下を伸ばしている感じが胸やけしそうでいいのに!

それはさておき、徹頭徹尾とにかくカワイイCD。元々それほどトーンの重い話ではないので、楽しく何度でも聞ける。そしてピクチャーレーベルがかわいすぎる。ルコちゃんが熱弁する東海林のホットケーキの話といい、お腹のすくCDです。
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posted by: mngn1012 | BLCD | 21:45 | - | - |

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