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ロックオペラ モーツァルト@東急シアターオーブ 13時公演

脚本・歌詞・作曲:ドーヴ・アチア
脚本:フランソワ・シュケ
演出:フィリップ・マッキンリー

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:山本耕史
アントニオ・サリエリ:中川晃教
コンスタンツェ・ウェーバー:秋元才加
セシリア・ウェーバー:キムラ緑子
レオポルト・モーツァルト:高橋ジョージ

***
モーツァルトとサリエリが相互Wキャストで話題の作品。この回は山本耕史がモーツァルト、中川晃教がサリエリを演じるインディゴバージョン。特にこちらを選んだのではなく、行ける公演が偶然こちらのバージョンだったというだけ。しかし、中川晃教のモーツァルトは想像ができすぎる&他のモーツァルトが出てくるし、サリエリからは程遠いところにいるかれがどんなサリエリを演じるのか想像ができなかったのでこちらで良かったと思う。山本耕史は、「新撰組!」の土方のイメージが強すぎてどちらかと言えばサリエリの芝居のほうが想像しやすいのでそういう意味でも。

父やコロレド大司教の反対によってやりたいことが出来なかったモーツァルトは、母の協力を得て家を出て作曲家としての道を進む。母との死別、コンスタンツェとの結婚などを経て、謎の男に依頼されたレクイエムを書きながら死んでゆくまでの半生を描く。サリエリは常にモーツァルトの人生を見つめ苦悩する男として、またある時は同時代を生きる作曲家としてモーツァルトの人生に関わり続ける。

曲はすごくいいけれど脚本が微妙な作品だった。
曲はキャッチーで魅力的だし、時には自信に満ち、ときには絶望の中で歌う山本耕史のモーツァルトは非常に素敵だった。二幕構成のうち一幕では殆ど歌のシーンがなかった中川晃教のサリエリも、二幕では豊かすぎるほどの感情表現で作品を彩っていた。秋元才加のコンスタンツェは、もちろん未熟だけれども可愛らしくて今後の彼女の舞台に期待できるものだった。ソプラノ歌手北原瑠美さんの歌声も豪華だったし、キャストは良かったのだ。歌が良くて、キャストが良くて、でも決定的に話が弱い。
秀才サリエリが天才モーツァルトに向けるあらゆる感情を描いた美しくおそろしい「アマデウス」という作品が存在し、天才で下品で愚かで愛すべきヴォルフガングの半生を描いた「モーツァルト!」という作品が存在する中で、この「ロックオペラ モーツァルト」が新しく切り開いたもの、はなかった。そして前述の二作を見ていなかったら、おそらくサリエリがどういう人物なのか分からず、モーツァルトの性格と行動が矛盾しているように見えたのではないかと思う。歌と歌と歌の間を埋めるストーリーが弱いまま、モーツァルトが死んでしまった。
サリエリの出番が少なくて、いっそサリエリなしでモーツァルトの波乱万丈な立身出世とふたつの恋、そして死を描いたほうがスムーズなのではないかと思った。半端にサリエリを出すことで、話が半端に複雑になっている…モーツァルトとサリエリの名前につられて見に行ったので文句は言えないが…。

キャストが良かったと書いたけれど、レオポルト役の高橋ジョージは個人的には微妙だった。歌は巧いんだけれど、何をやっても高橋ジョージである。高橋ジョージが舞台で歌っていた。歌手とミュージカル俳優はイコールではない、ということを改めて実感できるという意味では価値があった、と思いたい。
AKB48本体ではなかなか選抜にあがらず、その一方でリクアワで「虫のバラード」(秋元才加のソロ曲)が超上位に選ばれるなど、人気の根強さを実感させてくれるオカロは好演。AKBにいるとしばしばギャグキャラ扱いされているけれど、実物は超綺麗でかわいいなーピンク似合う!この作品のコンスタンツェはひたすらけなげな良妻だったのが意外だったが、オカロにはそのほうが似合ってると思う。
ローゼンベルク伯爵の湯澤さんは白タイツの堂に入りっぷりがさすが。コミカルなルックスと喋り方で物語を緩和させつつ(ある意味ずっと緩和してる物語だったけどな!)、機知にとんだ意地悪が効いててよかった。

キャストと曲はすごく良かったのだ、という結論。
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posted by: mngn1012 | ライヴ・舞台など | 20:10 | - | - |

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