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9GOATS BLACK OUT - Last live - " Silence " @赤坂BLITZ

どうしても外せない仕事があったために遅れて参加。最後の1曲だけでも聴けたらいいな、と思っていたのだが、3時間超の長丁場だったので、半分くらい見られました。本編2曲と数回のアンコールを見た。

取り敢えずakayaさんが出ていて驚いた。一応シークレットゲストというていで最初から出ていたのね。サポート終了時のライヴで、「いつか戻ってくる」と言った手前、今日を逃せば約束を破ってしまうことになるから、とMCで言っていた。漾さんからは「マニュピレーターの席はずっと空けてあるから」と言われたそう。お元気そうで何よりです。

後半だったから余計になのか、ほぼ一曲ごとにMCで説明というか曲にまつわるMCをしていたのに驚いた。最後だと思うと言いたいことが沢山出てくるだろうし、最後だからこそ語弊のないようにきちんと伝えたいとも思うだろう。それは曲を愛しているファンへの誠意だと知っている反面、それも含めて曲で伝えて欲しいとも思う。
しかもそのMCが「現在は生や死が軽んじられている」「父の死をきっかけに、死と向かい合うことについて考えるようになった」って言うフォーク歌手のような内容なので、肩を落とすしかあるまい。漾さんがその手の内容について「重い」と苦笑していたけれど、そうじゃないんだ…。
正直ここ数年の9Gの、というか漾さんの方向性には賛同できなかった。身近な人の死や3・11が影響していると思うと文句を言いづらいのだけれど、どれほど死を歌っても、生はうたってほしくなかったのだ。生・光・希望という比較対象なしで、絶対的な死・闇・絶望、孤独や嘆きをひたすら聴かせてほしかった。一条の光もない闇こそが、わたしの欲しい「重い」世界だった。「ライヴが好きか!」と笑顔で客席に問う姿をみたいわけではなかったのだ。わがままだとは分かっているけれど。
この日のライヴも結局は、ここ数年疑問に思い続けていたスタンスの延長線上にあるものだった。それでもやっぱり、嫌いにはなれなかった。

わたしが行く前に既にベーストラブルがあった模様。漾さんが後半のMCで何回もhatiさんに「大丈夫?」と聞いていた。
弦楽器隊についてはもう最初の半年で言葉を失ったので何も言うまい。同郷の絆というか業のようなものを痛感させられた。

解散発表をしたときのコメントにあった、「公式コメントは控える」と明言した姿勢がとても好きだった。解散ってよっぽどでない限りは大きなひとつの理由で起こるものではないし、言えないことも沢山あるだろうし、言葉にすればするほど嘘になるというか、事実から乖離していく感じがあるので、言わないという選択肢が最も誠実に思える。
解散ライヴについて「どういうふうにすれば腑に落ちるものになるか考えていた」と漾さんのMC。発表したときからずっと、どういうふうに終わらせるのかを考えているんだろうなとは思っていたが案の定、その道を探していたんだな。
一部のメンバーの暴走や、健康上などの抗えない理由によって無理やり終わらされてしまうのではなく、一丸となってバンド自身の手でエンドマークを付けるのは非常に難しいことなんだろう。そういう意味では、きちんと提示された終わりがあり、そこに向かって全員で走りぬけてゴールしたことはバンドとして幸福なことだったのだろう。ファンとしても、幸福なのだ。
前回の終わりを思うたびに今回の9Gの終わりは幸福なものだったと思うし、終わりに向けて前進する9Gを見るたびに前回の終わりの酷さを思い知らされる。無理やり力任せに引きちぎられたような終わりを共有できたことは幸福だったと思うけれど。とにかく、前回の反省と後悔を全力で活かしたような終わりであった。
9Gとしての5年間ではなく、バンドマン活動の、ひいては人生の集大成を作り上げると言うような口ぶりだった。同時代を共有して、同じものを美しいとかおぞましいとか思えてよかった。出会えてよかった、と漾さん。ああこの人はやっぱり、いなくなってしまうんだなあ。

終演後に流れる映像の最後にメンバーからのコメントとして、音楽をきけば「そこにいます」というものがあった。MCでも漾さんは、音楽と思い出があれば「俺達(バンドとファン)の絆は切れない」と言っていた。それは解散を悲しむファンへの慰めであると同時に、自分たちの支柱だったのだろう。
もっと悲痛なものになるかと思っていた。フロア前方は実際悲痛だったらしいし、泣いている人も沢山いたけれど、晴れがましさも少しばかりあったように思う。Farewell感のつよいお別れでした。少なくとも「葬儀」と名前を付けるような解散ライヴではなかった。
葬儀って最高のタイトルだとおもうけどね…!

ライヴについての言及が我ながら殆どないな。
おつかれさまでした。バンドが始まって音源を聴いたとき、ライヴを見たときの「これだ!」という感じはまだ心の中に残っている。荘厳なSE、殆どないMC、一気に場の空気をかっさらって入れ替える重厚な世界観。そこから道はだいぶん外れてしまったけれど、大好きでした。
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posted by: mngn1012 | ライヴ・舞台など | 19:09 | - | - |

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