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ミュージカル・ミーツ・シンフォニー 15時公演@サントリーホール

この花はすごいと思った。

生オケをバックにミュージカルの曲をやりましょうコンサート。
こういう「クラシックをやる場所」はウィーンでオペラ座に行ったのが唯一の経験だったのだが、日本でも楽しいなー。正装したスタッフに迎えられて、クロークがあって、ホワイエで飲食して。非日常感がつよい!

ステージがホールの中央付近にあり、正面だけでなく両サイドと背面にも客席がある。オーケストラの「サンドオブミュージック」で幕が開く。エーデルワイスとドレミの歌はわかった。

ラミンを除く出演者が登場。石丸さんは黒カッターに濃厚なピンクのネクタイ、黒地に細かい白ドットのベスト、シルバーのスーツ。万里生くんは白カッターに白スーツ、濱田さんはブルーのドレス、玲奈ちゃんは淡いピンクと濃厚なピンクのグラデーションになったドレスで、「Seasons Of Love」を披露。
わたしはバカ耳なのでオケの良しあしとかホールの音響とかよくわからないんだけど、この曲だけではなく全体的に、オケの音で歌が聞こえない・全部が吸いこまれてしまってよく聞こえないというところがあった。座席が端っこだったのも関係あるのかな。うーん。
四人が持ち回りというか、おそらく予め設定されている台本に添って司会をしながらプログラムは進む。一応メインでまわしているのが石丸さん、という立ち位置だと思う。石丸さんのにこにこスベリっぷりを流してくれるのが濱田さんで、苦笑してフォローしきれないのが若者二人。いいのよそれで!

一部二部はそれぞれ一部が「永遠なる愛と夢」、二部が「情熱的な夢と音楽」というテーマが設定されており、それに合うような選曲がされていると説明がある。
メドレーのように「マンマ・ミーア!」の二曲が歌われたあと、去年は「エリザベート」20周年を記念した色々な講演が行われた、という話へ。エリザはテーマに添わないのではないかという濱田さんに、トートはルドルフに「悪夢」というとっておきの夢を見せた、と説明する。濱田さんの(おそらく故意に)わざとらしい息を飲む芝居も含めていかにも台本!という感じではあったが、こじつけにしてはいい説明。すーべーてあーくーむ!
濱田さんが去って、石丸さんひとりが残されたステージで音楽が始まる。そして万里生くんが登場。前奏の途中で石丸さんの目がすっと変わって、鋭い光が入った瞬間がたまらなく良かった。
石丸さんのおもしろいところは、衣装をまとっていないときのトートが公演中のトートとは全く違うところだ。CDに収録されていた「愛と死の輪舞」に近い、力強いんだけど非常にまっすぐなトートだった。粘着質な感じはまったくしない。
「未来の皇帝陛下」のところを「未来の皇帝へいかァッ!」と歌い上げておいででした。万里生くんのルドルフは2年ぶり。弱々しさや迷いがない分、非常にクリアで力強いルドルフだった。

そしてここでラミン・カリムルーが紹介される。どこだったか万里生くんがラミンのプロフィールを紹介する流れで「オペラ座の25周年に出演」と言うと、石丸さんが「DVDになってますね!」とカットイン。更に「ご覧になられた方おられますか?」と客席に質問すると、圧倒的な挙手率であった。そりゃな…。
一曲目はレミゼの「I Dreamed A Dream」!第一声を発した瞬間からさすがにすごい。うっとりする。ドラマが見える。玲奈ちゃんが英語に挑戦した「Last Night Of The World」も良かった。4Stars行きたくなっちゃう!

そのあとは石丸さんソロで「ノッティングヒルの恋人」の主題歌「SHE」の日本語バージョン。濱田さんは「タイタニック」より「My Heart Will Go On」を披露。ミュージカル…?
どちらも決して悪くはないんだけれど、どうせならミュージカルの曲をもっと聞きたかったなー。持ち曲も二人ともたくさんあるし、これまで歌っていない曲を挑戦したり、デュエットなんかもせっかくだし聞きたかった!
アラジンの「A Whole New World」も日本語。映画を日本語で見たことないので不思議な気分だった。

20分休憩を経たのち、「コーラスライン」の「One」と「シカゴ」の「All I Care About」のメドレーで始まった第二部。生オケで聞くオペラ座のovertureからのラミンの「Music Of The Night」は贅沢だなー!オペラ座の怪人のovertureって頭おかしいくらいときめくよね…人間から生まれたとは思えぬ…。
キャストからの質問に、「オペラ座の怪人」は特別な作品だ、とラミンが言っていた。

濱田さんが、自分の背中を押してくれる曲、と紹介した「Wicked」の「Defying gravity」は英語だった。わたしが見たエルファバは濱田さんじゃなかったのだが、彼女のウィキッドへの思いはテレビの特集で見て知っていたので、生で聴けて感慨深かった。英語だとは思わなかったけれど、英語ちょっとぎこちなかったけれど、とっても良かった。
曲に入る前に万里生くんが「非常にオーケストラとしても難しい曲で、皆苦労している」と紹介すると、指揮者をはじめとしたオケの面々が大きく頷いていた。でしょうね…。
そのあとは同じく「五拍子なのですごく難しい」という解説にオケがうなだれる「サンセット大通り」を万里生くんが披露。ルドルフのときは、役柄の所為もあって非常に頼りなげな青年だった。歌は一番うまいのに、それが陽の目を見ないような感じがあった。「アリス・イン・ワンダーランド」のウサギはほとんど歌わないし、ルイス・キャロルは穏やかな歌を担当していたし、万里生くんのこういう力強い歌は初めて聴いたのだが、とてもいい。男くさいとまではいかないが、等身大・年齢相応の感じがする。
玲奈エポの「On My Own」もすばらしかった!レミゼ10年目になる彼女だけれど、演じる年齢によって感じ方が異なるので、いつも新鮮なのだと語っていた。映画を見たばかりだからかもしれないけれど、銀色に光る「雨の舗道」が見えるような「On My Own」だった。本人が涙目になって歌っていて、こちらもつられてしまいそう。
石丸さんは、前向きな曲として「時が来た」を披露。このあとジキルがとる行動を思えば必ずしもいい意味での前向きさではないのだが、この曲好きだ。石丸さんはわざとらしさというか、いかにもミュージカル歌唱法、みたいな感じが出る「SHE」みたいなバラードより、こういう力強い曲を歌っているほうが好き。
最後は四人で「ブロードウェイの子守唄」を披露。石丸さんはずっと「ララバイ・オブ・ブロードウェイ」と原題で呼んでた。

カーテンコールのあとはアンコール。大多数のアンコール予定調和であることは知っているが、こういう場だと大人数のオケはハケることをしないので、もはやアンコールですらないな…。水飲んで帰ってきましたくらいの感じ。
ラミンと濱田さんの「All I Ask Of You」は両方英語。濱田さん、殆ど顔を上げている時間がないくらい歌詞を見ていた。いいけれど、ちょっと危ういというか、たどたどしさがある。
途中四人の今後のスケジュール情報を紹介。ホリプロが入るとこのコンテンツが増えるのかな。いいことだと思う。石丸さんは「スマイル・オブ・チャップリン」と7月のコンサートについて。6月にアルバムを出すのでレコーディングをしている、今日うたった曲も入るよ、とのこと。闇が広がってくれるといいのだが無理かな…。濱田さんはコンサートの話、玲奈ちゃんはレミゼの話、万里生くんはエスコルタのコンサートの話。
最後は四人で「The Best Of Time」でおわかれ。

こういう形式の「コンサート」に行ったことがないため、いちいちキャストがゆっくり出てきたりハケたり、何かと拍手があったりする進行がもどかしいというかもったいない気がした。解説も嬉しいけれど、同じ時間でももう少し曲詰められたんじゃないのかな。いやそもそも、きちきちに巻きで歌を披露する企画じゃないんだろうけれど。聴きたい持ち歌、聴きたいデュエット、聴いてみたい他作品の曲がたくさんあるので、あと5時間くらいやってください…。


***

第一部
Eternal Love&Dream〜永遠なる愛と夢〜

・Overture 『サウンドオブミュージック』(読売日本交響楽団)
・Seasons Of Love 『RENT』(石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)
・Mamma Mia 『マンマ・ミーア!』(濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)
・Dancing Queen 『マンマ・ミーア!』(濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)
・闇が広がる 『エリザベート』(石丸幹二、田代万里生)
・I Dreamed A Dream 『レ・ミゼラブル』(ラミン・カリムルー)
・Last Night Of The World 『ミス・サイゴン』(ラミン・カリムルー、笹本玲奈)
・SHE 『ノッティングヒルの恋人』(石丸幹二)
・My Heart Will Go On 『タイタニック』(濱田めぐみ)
・A Whole New World 『アラジン』(石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)

第二部
Passionate Dream&Music〜情熱的な夢と音楽〜

・One 『コーラスライン』(石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)
・All I Care About 『シカゴ』(石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)
・Phantom Of The Opera Overture 『オペラ座の怪人』(読売日本交響楽団)
・Music Of The Night 『オペラ座の怪人』(ラミン・カリムルー)
・Defying gravity 『Wicked』(濱田めぐみ)
・サンセット大通り 『サンセット大通り』(田代万里生)
・On My Own 『レ・ミゼラブル』(笹本玲奈)
・時が来た 『ジキル&ハイド』(石丸幹二)
・ブロードウェイの子守唄 『42nd Street』(石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)

アンコール
・All I Ask Of You 『オペラ座の怪人』(ラミン・カリムルー、濱田めぐみ)
・The Best Of Time 『ラ・カージュ・オ・フォール』(石丸幹二、濱田めぐみ、笹本玲奈、田代万里生)
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posted by: mngn1012 | ライヴ・舞台など | 00:01 | - | - |

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