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「テッド」

入口には
こいつ。かわいいこと言ってるけどビール瓶持ってる。
何の説得力もない。
親切。

監督・脚本:セス・マクファーレン

テッド(声):セス・マクファーレン
ジョン・ベネット:マーク・ウォールバーグ
ロリー・コリンズ:ミラ・クニス

***
友達のいない少年ジョンにとって、クリスマスプレゼントに貰ったテディベアが唯一の友達だった。孤独な少年の祈りによってテディベアは命を得る。いつでも一緒だった二人の友情は、27年経った今も変わらない。しかし付き合って四年になるジョンの恋人ロリーの懇願をきっかけに、ジョンとテッドの同居生活に変化が訪れる。

ひどい映画だった。何の教訓も蘊蓄もない、下品で口が悪くて性格も歪んだ、けれどむちゃくちゃ面白い映画だった。どうでもいい!幸せ!ただ下ネタ盛り沢山なので、見に行く相手を間違えると気まずいことになりそうです。映画館内がバカ笑いに包まれていた。
35歳のジョンはレンタカーの受付として働いている。しかし仕事に対して意欲はなく、遅刻や嘘の早退・サボリも多い。テッドをハッパを吸いながら映画を見てははしゃぐ日々。友達ができず、テディベアと二人きりで遊んでいた子供の頃と殆ど変っていない。
恋人のロリーは大手企業で働き、同僚に彼氏のキャリアを馬鹿にされても上司から口説かれ続けてても、ジョンを一途に愛している。もうすぐ付き合って四年になる彼女は、そろそろジョンと次の段階に、つまり結婚にこぎつけたいと願っている。
抱きしめると「I love you」と可愛い声で言うテッドは、かつてアメリカ中を揺るがした有名人だった。テレビに出まくりちやほやされたかれは、今は平凡に暮らしている。売人からハッパを買い、DVDボックスを買い、日がな一日怠惰で充実した日々をおくっている。

とりあえずテッドが超どうしようもなくて超かわいい。字幕で見たのだが、ちょこちょこ聞きとれた言語はその数倍下品でどうしようもなかった。テッドとずっと一緒にいたジョンも口が悪くて品がなくて、ああ面白い。
テッドと同居を解消して落ち込むジョンを、彼氏がイランに強制送還されて別れたという職場の女性が自分の話を打ち明けて元気づける。「俺達はお互いに毛深い友人を失った」と真顔で返事するジョンのせりふに笑った。
ジョンと別れたロリーについて「今頃『ブリジットジョーンズの日記』でも見て泣いてる」と茶化すテッド。その頃実際ロリーはBジョーンズを見て家で号泣していた。ロリーさん高スペックキャリアスイーツ()!
一端ぼろぼろになったあと復活したテッドが、顔が引きつった状態のままで会話して、「後遺症が出たから介護してくれる?」というボケをやって見せたのもなかなかブラック。アウトだらけ。

テッドといるとジョンはだめになる、とロリーは思っている。いい年をした男が人形遊びをするなんて、という言い方を彼女はしたけれど、別にテッドが生身の人間でも同じことだっただろう。テッドの提案をジョンは拒めない。遊ぼう、という誘いに何度でも乗ってしまう。子供のまま大人になってしまったのだ。だからテッドとの同居を解消したあとも、かれらの関係は何も変わらない。
ロリーとの再三の約束を裏切ったあと、ジョンはテッドとの別離を決める。テッドに怒鳴り、絶縁したいと願う。自分が駄目になったことをテッドの所為だと言うジョンに、当然テッドも反論する。何も強制したわけではない、拒否権がある中で選択したのはお前だ、と。その通りだ。ジョンほんとどうしようもない!クズ!でも嫌いになれない!というのがテッドとロリーと客の総意なのではないかしら。

今35歳のジョンが少年だったころ、つまり80年代のアメリカの文化に詳しいともっと楽しめるんだろうと思った。フラッシュゴードンとか名前しか知らないよ!それ以外にも名作のオマージュというかパクリとか、なシーンやキャストがたくさん。ノラ・ジョーンズは本人役で出てくるし。
少年時代のジョンとテッドがETごっこしているのも可愛かった。

後味をひかない、というのはとても楽ちん。馬鹿笑いして、ハッピーエンドで、おしまい。
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posted by: mngn1012 | 映像作品 | 11:53 | - | - |

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