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139「バラ色の未来なら君にあげるさ」

139「バラ色の未来なら君にあげるさ」

139(夏目イサク)のワンピース二次創作コミックを一冊にまとめたもの。
今まであまり言及したことはない気がするけれど、二次創作大好きです。ただここ数年即売会と名のつくものには参加していないし、積極的にそれらを買ったり読んだり書いたりするようなことは長らくしていない。大体大きな即売会のシーズンが来ると、好きな商業作家さんの新刊をチェックして、めぼしいもの(主に商業作品の番外編)を通販する、というのが慣例になっていた。
そうなった理由は日祝日が休日じゃないことや、長らく二次創作に萌えるような一次に出会っていないこと、ほかにお金のかかる趣味がありすぎることなど、本質を嫌いになったわけではないことばかりである。
もともとわたしがやおいに出会ったのは商業作品ではなく二次創作だったし、好きなものを愛情を持って曲解する、歪めてしまうどうしようもない衝動みたいなものは自分も持っている感情なので、基本的には肯定的だ。ただそれを趣味の域を超えた商業作品と同じように出版してしまうことに関しては、年齢を重ねるにつれてどんどん複雑な気持ちになってはいるけれど、小学生だった自分が「スピリッツ・ダンス」にお世話になっていたので、何とも言えない。地方の子供には即売会は遠いし、敷居も高いし、でも同人誌の大半は長く残るものではないのでそのときを逃すと永遠に手に入らないことも多いんだもの。というのが言い訳にしか過ぎないことはわかっているけれど、まあすいません許してくださいって感じ。
あくまで二次創作は二次であるので、大きな声で叫ぶのはどうかと思うけれど、声にならない声を上げる分にはお目こぼし頂ければ幸い。

で、この本である。
一言で言えば、ものすっごく面白かった。わたしはワンピ自体にはさっぱり興味がないし、原作もヒルルクの桜あたりまでしか知らないけれど、それでも面白かった。もともとどのジャンルにおいてもカップリングに固執せず、面白ければ何でも読むというスタンスだったこともあるけれど、これは素直に面白いと言える。こういう二次創作における、キャラが結ばれるまでの話が大好き!

「本当はそうではないもの」をきれいに捻じ曲げて、あたかも「そうである」かのように見せてくれる。実は恋人同士でした、という何の説明もないスタートではなく、原作そのものの性格を使って、本物の行動規範を使って、「本当ではない」答えに結び付けている。そこには何の無理もないように見える。本当は無理だらけなのに、うそなのに、自然だ。
相手の気持ちがわからなくて悩んだり、悩んでいる自分が情けなくて嫌になったり、悩ませている相手に腹がたったり、それでもどうしようもなく好きだったり。自分の気持ちを言葉にしていないことを棚に上げて、言葉をくれない相手にむかついたり。疑ったり、哀しくなったり、それでも好きだったり。そういう恋愛が始まったばかりのもどかしい気持ちがたくさん詰まっている。乙女になりすぎず、ちょっと感傷的になる自分を気持ち悪がったりしつつも頭から相手のことが離れない。いいやおい。
一冊まるまる同じシリーズなので読み応えがあった。
続きが気になって半年も待てない!というのが醍醐味だとは思うけれど、まとめて読めるのはありがたい。ああ面白かった。


あ、一回もキャラ名出してない。ゾロサンです。

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posted by: mngn1012 | 本の感想(BL・やおい・百合) | 18:48 | - | - |

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