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高河ゆん「機動戦士ガンダム00 高河ゆんデザインワークス」

高河ゆん「機動戦士ガンダム00 高河ゆんデザインワークス」
高河ゆんがこれまでに書いた00キャラのカラーイラストと、ファーストシーズンのそれぞれのキャラの原案イラスト集。

大きい画像にしてみました。
何度も書いているけれど、わたしが00を見ようと思ったきっかけは、高河ゆんと言うもはや人生の半分以上好きな漫画家がキャラデザだったからだ。マイスター四人の絵を見て、これは見たいと思えたからだ。その時からおかっぱ頭がいることに狂喜していたのだが、まあそれはさておき。
そんなわけでわたしに00と出会わせてくれた高河ゆんの、デザインワークス。とりあえず絵もすごく好きなので、何重にも嬉しい一冊。

ガンダムエース初出のパイロットスーツを着たマイスター四人の絵が一番お気に入り。微笑みがぎこちないけれど、パイスー大好き!
そして姫様のカラーはやっぱりない。超ロングの黒髪にドレスでさぞかし美しかろうと思うのだけど。

原案はボツになったものも多数。短髪のロックオンは全然イメージが違うので面白かった。コメントにもあるように最終形の方が「チャラい雰囲気」が容姿に出ている分、抱えているものの重たさや深さ・暗さが浮き彫りになって良かったのだろう。
ティエリアは他のマイスターのように幼いころの姿というものがない分カットは少なめなのだが、わたしはおかっぱ頭が靡いたときの毛先の流れがとっても好きなので、髪に動きのある絵が幾つかあって嬉しい。あと可哀想な表情が物凄くうまい。ファーストシーズンは全体的に可哀想だったり痛々しかったりするので、印象深くもある。切ない目線大好き!

あとは女性キャラの服装デザインも面白い。水着やドレス、プライベートの服装や部屋着などまでキャラの内面を把握した上で作られている。留美がジャングルを歩く気がないという意志の主張をこめてわざとヒールを履いているとか、スメラギは部屋だと油断していそうだからゆったりした服だろうとか、かなり細かい部分まで考えて作られている。
確かに実際の世界では、服装というのはそのひとを現す非常に大きなツールなので、存在しないひとを生み出すときにはそこまで考える必要があるのだろう。
フェルトは最初ぽっちゃりにする予定だったというのをどこかの記事で読んで、そうすれば良かったのにと思っていたのだが、実際にそのぽっちゃりデザインを見て改めて感じた。決定項のフェルトもとても可愛かったけれど、いくら食べても太らなさそうなフェルトを横目に見てうらやましがるクリスも可愛いと思うの。

高河ゆんの書くリボンズは本当に性別不詳。声がつくとどうしてもある程度そのイメージで性別を思ってしまうけれど、白黒の絵では本当に性別がわからない。アレハンドロとの関係を表現した言葉もとても言い得て妙。

ほんの数話で死んでしまったキャラも、出番がたまにしかないようなキャラも、ひとりずつこうやって背景があって、丁寧に作られている。ただただ高河ゆんの絵に浸ることも出来る上に、そういうことを再確認させてくれる一冊。単なるイラスト集ではなくいろいろなエピソードが載っているので読みごたえがある。
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posted by: mngn1012 | 機動戦士ガンダム00 | 22:45 | - | - |

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